大正区は河、運河、海に囲まれた大阪にある島である。人は橋と渡し船によってしか大正区に入れない。(地下鉄が大正区を走っているなど誰にも言わせない!)
しかし、大正区には河も海もない。城壁のような護岸に囲まれ、河も海も誰の意識の内にない。
大阪市が発行する平成10年版大阪市環境白書 第2 快適 環境の保全と創造に「水辺空間の創造」の章がおかれている。 ここに「新・水の都大阪 グランドデザイン」について記述 がなされている。
これを読むと大阪市は、「新・水の都大阪 グランドデザイ ン」に基づき、”水の持つ様々な機能を活用して、海辺や河 川地域において魅力ある水辺空間の整備を進めるとともに、 「せせらぎ」など親水空間の創出を図っている。」らしい。
このため、
1.海辺の魅力向上
2.河川親水空間の整備
3.親水空間の創造 のため、
1.水をいかしたまちづくりを進める
2.水の環境保全システムをいかす
3.美しい水辺の景観をつくる
4.水辺のアメニティ-を高める
5.水を通じた交流を盛んにする
6.水処理技術の高度化を進める
などの関連プロジェクトが計画され、これらが図化されてい る。
もちろん、大正区には何も計画されていない。(岩崎地区な どすべて西区側-大阪ド-ム側) 大正区は水をいかしたまちづくりも、水辺の景観も必要とさ れていない。 現在の大正区にある水辺空間は、ほとんど工場が、荷役業者 が占有し、利便性のみが追求されてきたからである。
つまり、これによって水辺のアメニティ-など求めることも ないし、求められもしない。 大正区の生活空間の貧困性がここにあるといえよう。 区民は、水辺空間を求めて、他の場所へ行く。 いま、大正区の沿岸域の創造を考えてみよう。
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