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おサイフケータイに関する素朴な疑問

Docomo、au、SoftBankといった、日本の携帯電話キャリア主要会社が軒並み対応機種をリリースし続けている「おサイフケータイ」というサービス。
これはいわゆる、携帯電話端末にFeliCaと呼ばれる非接触ICカード技術を組み込み、電車のチケットや物品購入の決済などが可能になるというものだ。

最近「PASMO」というサービスがスタートしたことで、地下鉄やバスなどでもおサイフケータイが利用出来るようになったということで、さらに利用の幅が広がったことで、注目が高まっている。

そんな世の中の様子を見ながら、僕は最近とっても気になっている事がある。。。

「おサイフケータイ」サービスの中には、決済方法について幾つかの種類がある。その中でも代表的なのが「モバイルSuica」という、JR東日本が提供している「Suica」のモバイル版だ。
これは、ケータイのアプリとインターネットを使って、定期券の購入やチャージなどが携帯電話だけで完結できる便利なサービスである。もちろん、東京で暮らしている僕も、このサービスには随分お世話になっている。
首都圏のJR沿線を中心に利用することができて、駅の改札を通る時に携帯電話をピッとかざせばOKというものだ。

ここで、大きな疑問を僕は抱いている。

前述した、「首都圏のJR沿線を中心に」というところだ。
ここ1,2年で販売されている携帯電話端末に軒並み組み込まれている「おサイフケータイ」には、必ずこの「モバイルSuica」が当然のようにアプリケーションとして含まれているのだが、「モバイルSuica」が利用出来るのは、何度も言うようだが首都圏の沿線に限られる。

つまりどういう事が言いたいかというと、携帯電話端末にこれでもかと自慢げに搭載され、テレビコマーシャルや広告などで大々的に宣伝されている「モバイルSuica」が、実用出来るのはあくまでも首都圏在住の人だけであり、日本の首都圏以外のエリアに住んでいる人にとっては、全く無用の長物だということだ!!

電車のICカードサービスをやっているエリアにしたって、首都圏と大阪を中心とした関西の一部エリア(ICOCAサービス)だけであるわけで、日本の電車機関はまだまだ切符を使った手段が中心で、無人の駅だってまだまだエリアによってはあるはずだ。
こういうのは、人口や利用頻度によってエリアで利益率なんていうのは大きく違いが出るはずで、日本の全駅がICカードサービスを導入出来るとはとても思えない。

にも関わらず、携帯電話会社はもうデフォルト機能のように出す端末出す端末「おサイフケータイ」機能を搭載しているし、ICカードサービスを利用できないエリアに住んでいる人達は、明らかに首都圏に住んでいる人よりも端末料金は割高であると思われる。(端末料金にそんなに違いが出せるはずもないし、搭載しない端末を別で開発するのは無駄極まりないから)

そんなこんなで、ダラダラと書いてしまったが、オシャレなデザインや高機能なサービスを大々的に宣伝されているせいで、使い道のない機能を搭載した携帯電話端末に対して、無駄に料金を支払っている消費者が日本に多く存在しているんじゃ!?という疑問を投げかけたい訳であります。

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