- 2007年12月17日 16:21
- 日記
クラブ・ワールドカップで世界三位となった浦和レッズ
昨日12月16日(日)に行われたクラブ・ワールドカップの三位決定戦において、アジア王者となった浦和レッズが、アフリカ王者のエトワール・サヘル(チュニジア)をPK戦で下し、世界三位のクラブチームとなりました。
アジア・チャンピオンズリーグを制したものの、フィジカル面で限界を超え、土壇場で国内リーグ(Jリーグ)タイトルを逃した浦和レッズが、どこまで戦う事が出来るのかと思っていましたが、最終的にはとても立派な結果を残したと言えるのでしょう。
これらの好成績によって、「浦和レッズ」というクラブの収入は、Jリーグとしては過去最高の80億円にも上ったというニュースも出ていましたし、来期を見据えた補強策にも、他クラブより優位に立つことが出来るのかもしれません。
今回のような浦和レッズの「国外」における好成績を、今後国内リーグ(Jリーグ)の発展に是非つなげて欲しいと1ファンとしては思う訳です。
いまだ"格差"の小さいJリーグ
「プロ・リーグ」として発足してから10年が経過しましたが、1部内における各クラブの格差がまだそれほど大きくなっていないなぁと最近感じていました。
もちろん、Jリーグが2部制を敷くようになって、「昇格・降格」制度が出来上がってから、優勝争いをするクラブと降格争いをするクラブの顔ぶれが、ある程度固定されるようにはなってきているとは思います。
けれど、ヨーロッパや南米の国内リーグ状況や、日本の代表的なプロ・スポーツの一つであるプロ野球などと比較をすると、まだまだ"フラット"な印象があるのは否めないのかなと感じます。
Jリーグにジャイアント・キリングを
プロ野球やプロサッカーのような、1年間を通してリーグ(総当り)戦を行うスポーツでは、期間が結構長く感じますし、ともすれば途中「中だるみ」のような状態になる事もしばしばあると思います。
こうした長い期間戦い続けるスポーツを応援する側としては、今回のクラブ・ワールドカップのようないわゆる「カップ戦」で、応援するクラブが好成績を残してくれるのも重要なポイントの一つだと思いますが、これには前提として「勝ち上がって」くれないと意味がありません。
長い期間観戦する上で最大の楽しみの一つとしては、やはり「ジャイアント・キリング」があるのではないかと思う訳です。「ジャイアント・キリング」とは、いわゆる「下位チームが上位チームに勝った」時に使われる言い方ですね。
日本のプロ野球では、「打倒・読売ジャイアンツ」であるように。ヨーロッパのフットボールでは「打倒・レアル」だったり「打倒・ACミラン」であるように。
「特定のチーム」が圧倒的な力を有していて、そこに勝つ事が自チームの評価に大きく影響するという、言ってみればとっても分かりやすい(笑)構図になる事が、見る側にとっては一番面白い要素なんじゃないのかなと思う訳です。
今のJリーグに足りない要素の一つとして、この点を挙げてもいいのかしらと最近考えるようになりました。
今回浦和レッズが国際大会で好成績を残し、資金面でも他クラブより優位性を持つ事が出来るようになったことで、より優れた選手を集めて、「Jリーグのビッグクラブ」となって欲しいのです。
そうして、国内の他クラブが「打倒・浦和レッズ」を掲げ、必死で抗う試合を見られるようになれば、ますますJリーグは盛り上がるだろうし、その中で「王者・浦和レッズ」は結果を残し続ける為にますます大きくなっていく事が出来るかもしれません。
サッカーをまともにやった事ない人間が偉そうに長々と書いてきましたが、あくまでも「サッカーを見るのが好きな1ファン」として、今後Jリーグが日本のプロ野球やヨーロッパ・南米のフットボールのように大きな「国民的スポーツ」として成長していって欲しいと思う次第な訳です。
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