怒涛の迷子

厄日としか言いようのない日というのが1年の間に何回か、必ず誰しもあると思う。昨日はまさにその典型だった。

三連休直前の日という事もあり、今日頑張れば休みだと気持ちを奮い立たせて仕事をしていたけど、あまりの忙しさに僕の飛蝗並の脳みそは暴発寸前だった。
そのおかげで元々薄い注意力は全く機能せず、代表になりたての頃の宮本選手のように凡ミスを繰り返すばかり。

一日中そんな感じでテンションは下がるところまで下がってしまったが、とはいえやらなければならない仕事は山ほどあるわけで、結局その日は23時過ぎまで仕事をしていた。

とりあえずひと段落ついたのと、もう帰らなければ家に帰れなくなってしまうのとで23時20分頃オフィスを後にした。
僕の通勤経路は渋谷 → 曳舟、曳舟 → 小村井という経路で、曳船から東武亀戸線に乗り換えなければならないのだが、曳舟発の東武亀戸線最終電車に乗るためには、23時20分の北越谷行きに乗らなければならなかったし、オフィスを出る時点で既に東武亀戸線は諦めていた。

でも、その時はまだ気持ちに余裕はあった。なぜなら東京メトロ銀座線で終点の浅草まで行き、浅草から東武伊勢崎線に乗り換えれば何とか曳舟までは辿り着く事の出来る時間帯であったからだ。曳舟まで辿り着くことが出来ればあとは家の最寄駅まで一駅だし、徒歩でも10分くらいで余裕で着くことが出来るだろうという算段だった。
予定通り渋谷から銀座線に乗り、0時ちょうどくらいに浅草に到着し、0時9分浅草発の東武伊勢崎線に乗り込んだ。ここまでは思惑通りに来ていたし、全然余裕綽々をカマしていた。

曳舟に0時15分頃到着し、さぁあとは10分ほど歩けば家に帰れるしついでにメシでも食って帰るかと思って吉野家で食事をとった。15分ほどで食事を済ませ、食後の一服を味わいながら小村井へと足を向ける。
何度も言うようだがここまでは本当に自分の思惑通りだった。

そこからが苦難の始まりだった。曳舟近辺を歩くのは実際始めてだったけれど、一駅なんだから線路沿いを辿って行けば普通に迷う事無く帰れるだろうと思っていた。
しかしこれが大失敗だった。東武亀戸線は曳舟を出たあと間も無く路面へ降りていく電車で、かつ二両構成の電車しか通っていないのに、六両くらいの電車が上を通り過ぎて行った。
あれ??どこかで道を間違えたか?と思い、一先ず曳舟へ戻ろうと考えた。その時点で既に10分ほど歩いていたから、段々と不安になりつつあった事もあり、曳舟駅の地図をもう一度確認してから家へ向かうことにした。この時既に0時40分頃。。

曳舟駅で地図を入念に確認し、再び歩き始めるがとにかく寒い!!風がビュンビュン吹いている上に細かい雪が降っていやがる!!そんなに俺が悪い事をしたか!?とか普通に声に出して寒さに震えながらも歩き始めるが、どうも周りを見渡す限り高架は一本しかなくさっき歩いた道が合っているとしか思えなかったので、最初に歩いた道と同じ道をとりあえず進んでる事にした。

しかし、すぐに高架が路面へ降りるはずなのに、なかなか降りてこない。寒さと時間帯で当初の自信たっぷりだった余裕もとっくに吹き飛び、「どこやねんココ!!」とか声に出しながら歩いていると、ふと見覚えのある道が。
そう、そこはなんと押上駅周辺。つまり小村井へ向かっていた僕は、いつのまにかかなり南へとそれてしまっていた。なんてこった!!!

まぁそこからの道筋は何度も自転車で通った事があるから、どうにか帰れる事は確定したのだが、こんな時間まで歩いているのに東武亀戸線がいつのまにかどこかへ行ってしまった事が無性に腹が立ってきて、こうなったら意地でも路面を走る線路沿いを帰ってやると決意を固め、家への方向とは若干違う方向になるがかまわず歩き始める。

ようやく踏み切りが見えた頃にはすでに1時を回っていた。しかしようやく辿り着いたと一安心し、このまま線路沿いを歩いて行けば問題なく着くだろうと歩を進めていると間も無く行き止まり。。。なんと線路沿いを歩ける道が無い!!ありえねぇ!と声に出しながらも仕方なく迂回し始める。まぁ言うてもそんなに大きく回る必要はあるまいと思っていたらこれがさらに大誤算。。線路沿いには道は存在していなく、比較的大きな公道まで迂回させられた。この時時刻は1時10分を回っていた。。

相変わらずの寒さともうかれこれ一時間近くこんな時間帯に歩いている状況が、何だか微妙に面白くなってきて、無性に誰かに今の状況を伝えたくなって、この時間に誰か起きていそうなヤツは。。。と考えたら一人いた。迷う事無く青い鳥に電話を掛けると案の定起きていて、1コール目で出た。「何やこんな時間に!?」と不審がる彼に事情を説明すると、こういう意味の分からない状況が大好きな彼は目一杯食いついて来た。
この時既に時刻は1時20分頃。。。そんな夜中にありえない状況を話しながら男2人で大笑いしている間にようやく家に辿り着いた時、時計は1時28分を指していた。
そう、渋谷のオフィスを出てから家に辿りついた片道時間がちょうど2時間掛かっていたことになる。疲れた。。仕事が終わって家に帰るだけでこんな苦労するなんて。

絶対昨日は厄日であったのだ、と心の中で何度も繰り返しながら風呂にも入らずに布団に潜り込み、ビデオ予約していたドラマ「H2」を見て眠りについた。ビデオを見ている間に青い鳥にメールで全部あらすじを言われてしまったが。。。




blank_space
投稿者 rakish : 2005年2月11日 21:52 [ さちうす ]
怒涛の迷子の前後エントリー

前の記事« 遅いよGoogleさん
H2 第五回のあらすじ »次の記事

blank_space
怒涛の迷子のタグ

タグ付け無し

blank_space
怒涛の迷子へのコメント

かっかっか!そら災難やったのー!

>家への方向とは若干違う方向になるがかまわず歩き始める。
いやいやΣ(´Д` 
かなり遅い時間で、増してや寒いのに、何しとんや(笑)帰れ帰れ!!

投稿者 884 : 2005年2月11日 23:00

いやいや!男には引いたらあかん時が必ずあるやないか!
昨日はまさにその瞬間や。

投稿者 RYO : 2005年2月12日 01:28

新しいblog発見。
しかし、まだまだですねぇ。
古地図や池波正太郎の小説を、
あーあの辺りね、と楽しめるようになれば、
east tokyoの住人として、一人前と言えましょう。
今度は、浅草から歩いて見るのもよいかもです。

投稿者 sbt : 2005年2月12日 22:43

sbtさんキタ━━(゚∀゚)━━ヨ
えぇ、、、この話をsbtさんにしたら絶対ダメ出しを食うこと間違い無しと確信しておりました(笑)。

池波正太郎は聞いた事ありますねぇ。真のeast Tokyoの住人を目指すべく手を出してみますかね。

浅草からも三駅だから歩けない距離ではないはず!!でも仕事帰りではなく、休みの日に道を覚えてからにします。。。

投稿者 RYO : 2005年2月13日 02:24
blank_space
怒涛の迷子にコメントする





保存しますか?



blank_space
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL : http://rakish.org/cgi/mt/mt-tb.cgi/65

blank_space
キャンペーン
blank_space
Powered by
movabletype.gif

3column Template RGM79GM
blank_space