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犯人に告ぐ

犯人に告ぐを読みました

たけぞー君にお借りした雫井 脩介 (著)の犯人に告ぐ。大沢在昌、藤原伊織の警察小説に代わる新規開拓として、犯人に告ぐを読みました。中々楽しめました。

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雫井 脩介

双葉社 2004-07
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連続児童殺人事件に進展を見出せない神奈川県警が、テレビ局と手を組み史上初の劇場型捜査を開始した。俗に言われる公開捜査だけでは、光明を見出せない県警が全く違う作戦を取る形で、現役の捜査指揮を取る警視がテレビ番組に出演し、犯人に呼びかける。

警察小説という名目だけど、捜査官・被害者の心理を上手く描いているなぁというのが、読み終わったあとの感想でした。現役捜査官がテレビに出演する事による、周囲の影響を臨場感タップリに書いているので、終局まであっという間に読めます。

初め犯人を理解しようとする態度を徹底して貫きながら、地道な作業で証拠を洗い出し、勝負を掛けた最後の出演で、
犯人よ、今夜は震えて眠れ。
と来るわけですな。

ミステリーという作風では無いけれど、緊張と臨場感たっぷりの流れで、あっという間に読めるのであまり小説を読まない人にもお勧めかもです。家族愛も盛り込まれていて、ラストはかなり切ない感じでしたよ。

◆関連リンク>>犯人に告ぐ

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