日本を出てからカナダ入りするまで

　とりあえずシカゴ行きの飛行機がまさかの２時間遅れで出鼻を挫かれたけど、一応飛行機は遅れながらも飛んだわけで。

　５つ並びくらいの席の真ん中という悪条件にもめげずに、移動中はファンタスティック４とかいう映画を見て、とりあえず爆睡。

　隣の２人組のおばちゃんもどうやらシカゴ経由のボストン行きらしくて、まぁ迷子にならずに済みそうで安心。

　シカゴでは、予定より１本遅い飛行機に乗ることになったけど、おばちゃん２人と共に無事に席はあった！どうやらおばちゃんＡの娘が音大を卒業してピアニストをしてるらしくて、おばちゃんＢは昔のピアノの先生らしい。で、Ａの娘がコンサートをやるから２人で見に行くのだとか。
　飛行機を待ってたらＡが娘に電話したいけど電話のかけかたがわからんから教えてくれ言うてきた。そんなもん７０８も知るかいな！って感じやったけど、知ったかでなんとかいけた。

　そして何処からともなくＡとＢとも関係のないおばちゃんＣが来て、どうやら関空から同じ飛行機で着たらしいけど、手続き失敗してテンパってる様子。がしかし、７０８たちは搭乗しないとダメな時間になったので、泣く泣く（嘘）見捨てて行った。ごめん、おばちゃんＣ。

　ボストンまではけっこうすぐ。機内ではさすがアメリカン、スッチーったらガム噛みながら接客してるよ、メジャーリーガーみたいやな。
　深夜０時になろうかという時間にボストンに着いたわけだが、大学の卒業旅行のベガス＆ロス以来のアメリカに緊張。
　ホテルまでタクシーで移動したけど、運転手がマイク・タイソンみたいで怖かった。でも実はメッチャ良い奴やった。人を見かけで判断したらあかん！
　ホテルでは、安心と疲れからすぐに眠りについた。

　翌朝、朝食に送別会の時に学校のみんなにもらったカロリーメイトを。

　ホテルから空港まで無料シャトルバスが出てるって言うもんですから、使わない手はないなぁと。しかしバスに乗って、ビックリ。どうやらどっかの航空会社御用達のホテルの様で（ショボいホテルのくせに）、バスの中はスッチーがいっぱい！わーい。男７０８と運転手さんだけかよ！昨夜のタクシーとは別の意味で緊張したよ。

　空港のファーストフード店でハンバーガーで昼食。トマト抜きで。肉でか！テーブル汚っ！店員がベンチに座ってワイン飲んでた。適当やな・・・早めにチェックインが出来たので荷物を預けて、ボストン観光へ。

　８８４の指令書にはフェンウェイ・パークでＲＥＤＳＯＸ戦観戦と書かれてたけどそんな時間もないし、そもそも試合やってるのかどうかもわからんので、とりあえず前まで言って写真だけ撮って来ることにした。
　が、思いのほか地下鉄の仕組が方向音痴の７０８には複雑すぎて迷子に・・・あまり空港から離れるのも不安だったので、ちょっと戻って、水族園があるっぽいのでそこへ行くことにした。

　
　独りで水族園って寂しい話やけど、実は水族園好きなんで。動物園か水族園どっち？て聞かれたらブッチギリで水族園やな。

　地下鉄の駅からも微妙に迷いつつ、何とか水族園到着。

　水族園の前には亀の化け物の着ぐるみがおった。泣き叫ぶ子供達。産卵する亀。（嘘）

鯨なんかも見えるらしい。ほんまかいな。

　いざ水族園に入ろうと思ったら、入園料が思ったより高かったので躊躇。えーどーしよーっかなーって思って止めた・・・貧乏臭い・・・だってこのお金があれば日本のみんなに素敵なお土産が買えるじゃないか！って思ってさ！ということで外から見えるアザラシの水槽だけ見て、地下鉄に乗って空港へ逆戻り。意外といい時間になってたので、セキュリティの方へ。

　靴まで脱がされて、ベルトも取らされて、だいぶ辱められたが何とか通過。

　そして風が吹いたら墜落するのでは！？というくらいの小さな飛行機でカナダへと向かうのでした。