アメリカ周遊～その４～

　あんまり近くに行くと蹴られて危ないらしい。草食獣のくせに生意気な！ムースなら許せるが、エルクごときが！って思ったけど怖いので遠くから見てた。

　どこかの火山にも行った。富士山よりは低いけどかなり高い山。
　なんかね、泥みたいなんがゴボゴボと沸騰してた。硫黄臭かった。

　立ち入り禁止みたいな札があって、入ったらあかんねやーって思ったのに、英語わかる人が入るから入っていいのかな？って入ったら、レンジャーみたいな人に怒られた。「おまえたちは罰金を払えるだけの金を持ってるのか！？」みたいに。とりあえず謝った。

　
　ちょうど時期的に鮭が川を上る時期。オーストラリア人が鮭を取る許可を取ったので釣りに行くっていうのでついて行った。
　ネイティブの人たちは網で獲っていいらしいけど、そうじゃない人たちは釣らないとダメらしい。
　７０８が知らないだけだったのか、鮭釣りについての驚愕の事実。鮭を釣る時の餌はイクラ・・・
　なんか川を上る鮭たちは必死らしくて、他の魚の卵だと思って攻撃するらしい。アホやな。他にもいろんな釣りの方法があるらしいけど、イクラが一番いいらしい。

　釣れるまで、ぼーっとしてたらネイティブアメリカンのおっさんが歩み寄ってきて、「日本人なら魚はもちろん好きだよな？」みたいな感じで、自家製スモークサーモンくれた。カチカチやったけど美味しかった。

　そうこうしてたら、マイケル（オーストラリア人）の竿に当たりが！子供のようにはしゃぐマイケル。ええなぁ７０８も釣りたいなぁ。。。釣り上げた魚は紛れも無く鮭！
　そんなに大きくなかったけど、２２インチまでの魚を３匹までしか持って帰れない規定なのでそれくらいがちょうどいいらしい。
　どうやって釣った魚を置いとくのかと思ったら、石で頭をかち割って殺すみたい。かなりグロかった。グシャっていう音と同時に、片目が飛び出た。かなり引いた。
　結局イクラが無くなったので、収穫は一匹だけ。
　その場で捌いてた。

　まぁアメリカはだいたいこんな感じだったでしょうか。色々な人と知り合えて楽しかった。アル中の奴や薬物に依存してる奴らもいたけど、みんな親切で楽しかった。
　帰りはＭａｒｔｉｎｅｚという助っ人外国人野球選手のような名前の町からＡｍｔｒａｋとかいう電車とバスを乗り継いでバンクーバーに帰った。電車は食堂車やラウンジが付いてて快適やった。映画も見たりした。電車が遅れて、みんなイライラしててちょっと怖かったけど。たくさんの「ファック！」っていうキレた罵声を聞いた。そんなことを言っても電車のスピードがあがるわけでもなし・・・電車が遅れのせいで、バンクーバーのバスターミナルから歩いた。遠かったし寒かった。