- 2006年11月15日 00:41
- 日記
最近自分の周りで結婚する人が増えてきた。
少し前まではほとんど皆無に近かったのだが、ここへ来て立て続けに話を聞くようになった。
つい先日、大学のアルバイト時代の先輩の結婚式に参加をしてきたわけなのだが。。。
その結婚式で僕がみた、新郎にあたる当時のアルバイト先の先輩の顔は、僕が知っている先輩の顔とは程遠いほどにかけ離れていた。
輝いていた。
当時その先輩と一緒に働いていた時期、彼は司法試験の合格を目指すべく、就職浪人をしている状況だった。
ちょうど僕が大学4年で就職活動の真っ只中、お互いの境遇は比較的近いと言えるものだった。
自分が社会人となる最初のステップを決めなくてはならない、学生から社会人へ移行するとても重要な時期だ。
当然二人は、目の前の社会人となる切符を手にするべく懸命に前向きに動いていたわけだが、そんな中で当然将来への不安は大きかった。
まだ見ぬ社会への大きな不安を抱えながらであったがゆえに、当時の先輩の顔は決して明るいものではなかったことを僕は記憶している。当然僕も同じだっただろう。
だけど、結婚式で見た彼の顔は違っていた。明るく自信に満ちた表情、当然不安はあるに違いないはずだが、そういった印象は微塵も感じさせなかった。
ちょうど僕は今、ここ東京でその結婚した先輩と働いていた時期と、全く同じような状況を迎えている。そこへ期せずして先輩は結婚した。
結婚式に参列した僕は、彼から見ればちょうど一緒に働いていた時期と同じような顔をしていたに違いない。
僕も変わらなくては。彼と同じように。
変わった結果が「結婚」というものではないにせよ、きっとその時の僕の顔を先輩が見れば、「結婚式の時の表情と違うね」と言ってくれるに違いない。
先輩、末永くお幸せに。。
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